完全に趣味で選ぶ この雑誌記事がすごい!2015

sonoyukemuri.hatenablog.com

 

こんにちは。今回は声優雑誌に限らず、またレーベル単位ではなく記事単位で、個人的に良かったと思うものの話をしていきたいと思います。

選考対象はこちら。

 

・切り抜き等ではなく販売されたままの形で現在所持している、アニメもしくは声優に関する記載のある雑誌(ほとんど防衛部及び出演声優関連)

・2015年に出版されている(どこかで区切らないと膨大な量になるためとりあえず)

 

レビュー記事と言えばレビュー記事ですが、ご紹介するものが現在入手可能とは限りませんのでご了承ください。

雑誌を後から買うのって難易度高かったりしますよねぇ……。だから後回しに出来ずどんどん買っちゃうんですけど。あと鮮度も大事ですし。

それでは選びに選び抜いた全15作、発売順にご紹介していきます。2015年だけに。*1

 

 

 

6月発売

 

spoon. 2Di vol.03

美男高校地球防衛部LOVE!LIVE!」ライブレポート

全8ページ

スタイリッシュな誌面構成が印象的なこの特集。詳細なレポと美麗な写真だけでも嬉しいのに、最後には見開きの描き下ろし版権まで載せてくださるので頭が上がりません。

spoonさんの防衛部愛も光る素敵な記事でした。この後もたくさんお世話になったなぁ……。

 

 

 

7月発売 

 

声優JUNON vol.2

増田俊樹

全4ページ

私が現在持っている中ではこれが一番古い増田さんの単独インタビュー記事ですが、当時から芝居だけではない「ゼロからものを作り上げること」に挑戦したい意思を口にされているんですよね。

活動の幅を広げたいと、今年これまで所属されていた事務所を離れ新たなスタートを切った増田さん。歌手デビューも決まりましたが、他にも何か始めていくのか注目したいところです。

 

同誌

梅原裕一郎

全6ページ

煽り文って言うんですか?最初のページに掴みとして掲載された文章がとにかく鮮烈で、今でも褪せないんですよね。今度煽り文縛りでも一本書こうかな。

溢れる新人感と変わらない真摯さが魅力的な特集です。あと写真が可愛い。

 

同誌

西山宏太朗

全4ページ

防衛部をきっかけにそれまでの悩みから解放された西山さんのお話。こちらも煽り文が胸を打ちます。

ところでふとプロフィール欄を見たら、「声優グランプリにてコラム『アダムとイブと西山宏太朗』を連載中」との記載があってびっくりしました。他社じゃん。競合誌じゃん。

 

 

声優JUNON、この頃はまだ女性声優の特集もあったのが、創刊間もないといった風情で時の流れを感じますね。

Cool Voiceと同じ主婦と生活社の声優雑誌ですが、そちらは作品単位で取り上げられることが多いのに対し、こちらは主に個人にフィーチャーしています。最近は買う機会が減っていたので以前のエントリには載せませんでしたが、おしゃれでポップな誌面とお茶目な撮影こぼればなしが光る、独自の魅力を持ったレーベルです。

vol.1は持っていなかったので探して買いたいですね……。

 

 

 

声優グランプリ 2015年8月号

美男高校地球防衛部LOVE!LIVE!』レポート

綴じ込み付録

 

梅原裕一郎のいい塩梅。」第3回

全1ページ

隣り合っているうえに話題も関連しているのであえてセットで。ライブレポはとにかく写真が豊富です。

いい塩梅。では、梅原さんがご家族の前で、お姉さんの手により防衛部のDVDのカメラに向かってくどき文句を言う特典映像を流された逸話が語られています。心中お察しします……(笑) 

 

 

FRESH MEN'S VOICE

梅原裕一郎

全12ページ

声優になるまでの経緯やデビューしたての頃の話が語られた特集です。

模索していきたいとしているものが見つかってきてもいるであろう今、改めて読み返してみてもまた響くものがあります。

 

 

 

9月発売

 

声優グランプリ 2015年10月号

巻頭大特集『美男高校地球防衛部LOVE!

全16ページ

2期決定を受けての表紙巻頭大特集ですが、記事の途中まではイベントでのサプライズ発表前に取材が行われています。そのためその時点では、2期が決まっていることはまだ知らず、どころか放送がとっくに終わったタイミングで大々的に取り上げられているという事態にもかかわらず、勘づいてさえいないメンバーたちになんだかにやにやしてしまいます。

白井さんの「関節が女」「メガネが逆」という小ネタが写真に仕込まれている辺り、ここまでも、そしてこの先も防衛部の写真をたくさん撮られてきたカメラ怪人さんだからこそ出来た誌面だなとも感じられます。

 

 

声優アニメディア10月号

アクエリオンロゴス梅原裕一郎

全4ページ

記事の内容というより付随するエピソードなんですが、ここで出てきたのと同じと思われる話が今年の2月のもやしと白はんぺんで出てきて、随分と経ってから補完されたことがちょっと面白かったです。

 

 

VOICE Newtype NO.057

不器用なりに、真摯に 梅原裕一郎

全4ページ

煽り文と言うか、この場合はサブタイトルでしょうか。優勝候補です。

以前、ここで語られた「続けていければそれでいい」とも聞こえるような目標をふと思い出して、その後の変化に感慨を覚えたことを読み返してみて思い出しました。

 

同誌

EVENT REPORT 美男高校地球防衛部LOVE!祭!

全2ページ

キャストの挨拶に紙幅が割かれていることや、写真のチョイスや煽り文など、コンパクトながらに胸を打ちます。

 

 

 

10月発売

 

PASH! 2015年11月号

大阪LIVE独占レポート❤ 美男高校地球防衛部LOVE!

全2ページ

感極まってうまく喋れなくなりながら、和臣さんが最後に語った言葉に心揺さぶられる記事ですが、その直前まで描かれたイベントの内容は本当にふざけたものなんですよ。

だけど最後にはぐっときてしまう。感動してしまう。なんか、防衛部ってそういうコンテンツでしたよね。

 

 

 

11月発売

 

TVステーション 2015年23号

Voice! Voice! Songs!! 梅原裕一郎

全2ページ

注目のタイトルで注目の若手が初主演を飾るとあって、まあこの時期はあっちこっちに白衣の梅原さんが掲載されており、あっちこっちで同じ質問に答えていらっしゃいましたが、その中で、ラッシュ終盤に出た、ともすれば見過ごされがちなこの週刊のテレビ誌を選んだのは、ここだけで語られた「梅原さん自身が『諦めたくないこと』」についてのお話が印象深かったからです。

その素直さの根底には、恐らくつくろうことはあまり得意としていないこともあって、それこそ「不器用なりに、真摯に」にも通じる話なのではないかと勝手に思いましたが、何にせよ、この語りがあったからこそその後のあらゆる媒体での発言がより真実味を持って胸に届いているのは事実で、この語り自体の存在は正直読み返すまで忘れていましたが、その内容は、彼の発言を聞く上での前提として頭に刻み込まれていました。今もこの先も彼のいる環境がそうあれるものであったならいいな。

あと、その文脈で出てくるこの時期で言うところの仲の良い人と一緒に出る番組って、めちゃくちゃ限られますよね……(笑) つい微笑んでしまいます。

どうでもいいですが、ここでだけカエルの解剖の話が掘り下げられているのもちょっと面白いです。

 

 

声優グランプリ 2015年12月号

「へあちぇん!」×「いい塩梅。」梅原裕一郎

全6ページ

黒髪ロングのせいで新たな扉を開きそうになったと当時言った覚えがあるんですが、開きそうではなく開いていたんだと思います。

ところで、今気づいたんですけどBEFOREの写真、服装も髪型も今の宣材と同じですよね……!?と思って調べたら、どうもこの翌月に今の宣材に変わったようなので、それを撮るときにこのポーズでも撮っていたんですね……。ここに来て思わぬ発見です。

 

 

Cool Voice VOL.16

宏太朗と裕一郎 ひょろっと男子 西山宏太朗梅原裕一郎

全10ページ

最後の見開きでそれぞれに与えられた相手についての質問への答えが、当時とにかく印象深かったのを覚えています。今読むと、変わっていないところに微笑んだり、その後生まれたエピソードにぐっときたり胸が締め付けられたりといった感じです。西山さんの「梅原さんを1日どこかへ連れていくなら」がまさかの形で実現しているのがすごい。

あらゆる無茶振りをされていた頃の記事ということもあって、今読むのはなんだかタイムリーというか、そういえばそういう番組だったなと再認識させられてしまいましたが、それを踏まえて思うのが、私取材秘話に「ほのぼのとした好青年」とあるのが大好きなんですが、まさにそれなんですよね。彼らの好きなところって。ひっどい会話もよく繰り広げているのにそれでもどこかほのぼのとしているのが、そういう空気があるのが大好きで、だから番組に求めているのもそれなんじゃないかって。今月のもやしと白はんぺんで梅原さんが口にしていた、最近の放送について感じていたことにも通じると思うんです。

 

 

 

……何のエントリか分からなくなってきましたが、以上、完全に趣味で選ぶ この雑誌記事がすごい!2015でした!

決めるにあたって期間中の該当しそうな記事を全部読み返しましたが、10月号ゾーンに入ったところでまだ折り返しだったので「なんで?」と言いました。

 

簡単なレビューにするつもりがやたらと語ってしまったりしましたが、そうさせるような、時が経ったことで生まれた新たな価値がここまであるとは思わず、なんだか勉強になったような気分です。しかし3年って大きいなぁ……。

願わくはここから3年後にも、名前を挙げた彼らの新たな言葉に触れ続けて、時々はこうして感慨深く後ろを振り返っていたいものですね。

それでは10日の声グラとボイアニを楽しみにしつつ、今回はこの辺で。

 

*1:偶然こうなりました。びっくり。