振り返るにはまだ早いのだけれど

CGライブと共に駆け抜けた四季が終わり、美男高校地球防衛部LOVE!と共に駆け抜けた歳月も終わり、そして2018年も、あとひと月もすればもう終わります。

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10ヶ月前、こちらの記事に反響をお寄せくださった方々へ。RT先、すべて覗かせていただいていました。温かいお言葉など本当にありがとうございました。

途中でボロ泣きしつつ書いた、拙くて長くてリンクを踏まないと読めない、ほぼ自分の気持ちをぶちまけただけの文章に、いろんな人が泣いたと言ってくれるなんて露ほども思っていなくて、生まれて初めて誰かの心に関われた、ぐらいの感触がありました。一人じゃないことが心強くて、だけどやっぱり辛くて、画面を見ながらまた泣きそうになりました。

共感を得られたから言うわけではありませんが、壁に向かってなら誰かがわがまま言ったっていいじゃん、人の思考まで全部正しさで押さえつけようとするのは正しくないよと思いました。そんな誰もが物分かりや諦めがいいわけじゃないんです。

 

 

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抱き続けた祈りはその後無事に届きました。あの青い光の海は今も忘れていません。

防衛部が好きで、彼らのことが好きでした。今も好きです。ずっと好きでいました。

 

心配していたのは来られるかどうかであって決して安否ではなかったはずなのに

 

その後唐突に訪れた、その安否さえも分からなくなってしまった日々においても、ずっと好きで、一番に好きで、だから胸が張り裂けそうでした。

 

 

 

 

 

4月下旬、ファイナルイベントを含めた数ヶ月分の作品やイベントの感想を、手紙にしたためて出していました。枚数がかさんでいたので、それ以降の話はすべてカットしていて、だからそのうちまた出したいと思いつつも、もう出さないかもしれないなという思いも抱いていました。伝えたいことはかなり伝えつくせてしまったという感覚があったからです。

1つの区切りがついたこと、区切りを迎えての自分の思いについて改めて考えながら、そのことを一人振り返っていたのが5月9日の深夜でした。

次のお手紙は結局、翌日の夜に出すことになりました。

 

番組やイベントを体調不良で休まれるようなこともそれまでなかったので、仕事に支障が出るほどの不調は今後もないのだろうと、勝手にどこか思い込んでいて、あっけなくそれが崩れたその日、確かなものなんて何もないんだと思わされました。

それからの3ヶ月弱、縋れるものはこの「恐らく連続した話題だと思われるけれど、違う可能性も完全には否定出来ないさとう監督のツイート」だけで、あとはただ無垢に信じることしか出来なくて。あまりにも脆い足場の上に居続けた日々でした。

応援することの出来る職業の人であることが、だから自分に出来ることがまったく何もないわけではないことが、状況に対してのせめてもの救いでした。そしてこんな状況でも、出演作を通して触れるその好きな声が、新しく耳にするお芝居が、私個人にとっての救いでした。

 

退院が発表されたときの、後遺症の心配もなく、という文字がどれだけ嬉しかったか分かりません。ずっとそれに、それにより戻ってこられないかもしれないことや、戻ってこられても今まで通りの彼ではないかもしれないことに怯えていました。

出来事自体は絶対にないほうがいいものだったけれど、その中で得られた未来は最善と言ってもいいものだったのではないか。「無駄ではなかった」と振り返る姿は、ファンへと向けて語ってくれた言葉は、そしてしばらくオーディションを受けられなかった影響はありつつも確かに活躍し続ける姿は、そんな風に思わせてくれています。

大きくて温かな、不幸中の幸いです。

 

 

2018年が終わると、秋クールも終わってしまいます。まだ復帰時期も分からない中放送時期を発表して、多大な不安と「主演作で華々しく復帰出来るのかもしれない」という夢を見せてくれた某作品の放送も終わるのかと思うと、毎週楽しんでいるので寂しく思うと同時に、その作品と浅からぬ因縁があったファイナルイベントを、そこまでとそこからの日々を思い出します。

楽しいこともたくさんありました。でもこうやって、1年を振り返るようなエントリを書こうとして、その間書き残してきた言葉を振り返った結果、3日ほど落ち込むような年でした。 

だから来年は、振り返ったときに落ち込まない年にしたいです。後から読み返して追体験しても辛くならない、そんな言葉をたくさん書き残せる年にしたいです。

そう出来ることを、今から痛切に願っています。